小説

サッカー少年のお仕置き

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」

「(うう…今日もお姉ちゃん厳しいなあ…ハルヤかわいそう…)」

僕の名前はキョウスケ。サッカー部所属の中学2年生だ。そして今僕の目の前でお尻ペンペンのお仕置きをされているのは僕の親友のハルヤ。そしてハルヤをお尻ペンペンしているのは僕のお姉ちゃんでサッカー部監督のトモコだ。お姉ちゃんは大学生で、女子サッカー部に所属している。僕の中学校の卒業生でもあるのでその縁でサッカー部の監督をしている。

「痛いよお監督!!もうあんな悪ふざけしないから許してください!!」

ハルヤが泣きながら訴えた。

「ダメよ!!ハルヤの悪ふざけのせいで怪我人が出るところだったのよ!!」

「そんなあ!!もう懲りたからお尻叩かないで!!」

お姉ちゃんはとても厳しい。部活中に悪いことをすると、その部員は他の部員の前で問答無用でお尻100叩きされる。お姉ちゃんのお尻ペンペンはとても痛い。今もハルヤがお尻を叩かれて泣きわめいている。ちなみにハルヤが何をしたかいうと、ふざけてゴールポストにぶら下がって、そのゴールポストが倒れかけた。近くには1年生がいたから、もしゴールポストが倒れていたら彼らを怪我させるところだった。その罪でお尻100叩きの刑に処されているのだ。まあ、これは完全にハルヤが悪いから仕方ないといえば仕方ない。

「はい、お仕置き終了。もうあんな悪ふざけはだめよ、いいわね?」

「はい…監督…」

ハルヤのお仕置きが終わった。お尻は無様に赤く腫れあがり、ハルヤは泣きじゃくっていた。

「明日は隣の中学校と練習試合よ。朝の7時半にグラウンドに集合!遅刻したらお尻ペンペンよ!では解散!」

「お疲れさまでした!」

遅刻したらお尻ペンペンというのは半分冗談で半分本気だ。数分程度の遅刻なら特に問題ないが、以前1時間遅刻してお尻100叩きされた部員がいる。なので、サッカー部員はみんな集合時間は厳守している。

「さあキョウスケ、帰るわよ。」

「う、うん。」

「今日も練習頑張ったわね。帰りにコンビニでお菓子買ってあげる。」

僕のお姉ちゃんはとても厳しいけど、とてもやさしい。僕も悪いことするとしょっちゅうお尻ペンペン100回のお仕置きをされているけど、普段はとてもやさしくて僕にお菓子を買ってくれたり、一緒にゲームしてくれたりする。そんなお姉ちゃんのことが僕は大好きだ。

「ねえ、お姉ちゃん。」

僕は聞いてみた。

「何、キョウスケ?」

「お姉ちゃん、普段はとてもやさしいのに、どうして僕たちが悪いことするとお尻ペンペンするの?お尻ペンペン自体はともかく、何もみんなの前でしなくてもいいんじゃないかと思うんだけど…」

「そうねえ、まず悪いことしたら罰を受けるのは当たり前。みんなの前でお尻叩くのはその方が恥ずかしいから反省するでしょ?」

「恥ずかしすぎるよ…僕たちもう年頃なんだし、丸出しのお尻をみんなの前で叩かれるのは厳しすぎるよ…」

そう言ってみたが、おそらくお尻ペンペンのお仕置きをお姉ちゃんがやめることは無いだろう。お姉ちゃんはそういう人だ。

翌日、僕が起きたらお姉ちゃんはもう家を出た後だった。今日はサッカー部の練習試合の日だ。僕も急いで支度して家を出た。練習試合の日に遅刻なんてしようものなら本当にお尻ペンペンされかねない。

「おはよう、キョウスケ。」

「おはよう、ハルヤ。」

家の前でハルヤが待っていた。ハルヤは僕の家の近くに住んでいて、いつも一緒に学校に行っている。

「昨日は大変だったね。」

「全くだよ…まだお尻がヒリヒリする。お前の姉ちゃん厳しすぎ。普段からあんな感じなの?」

「まあ、そうかな。普段は優しいけど、悪いことしたら僕のことお尻ペンペンするよ。」

どうやらハルヤには昨日のお仕置きが相当堪えたらしい。しきりにお尻をさすっている。僕はハルヤに同情しつつ、お姉ちゃんは普段は優しいことを話した。

学校に着いたら、部員はほぼ全員集まっていた。みんなお尻ペンペンされるのは嫌なので、早めに来たのだろう。

「みんな集まってるわね!それじゃ出発するわよ!」

お姉ちゃんが言った。全員で隣町の中学校に向かって歩いて行った。

試合会場の中学校に到着した。対戦相手はすでに準備出来ていて、いつでも試合を始められる状態だった。

「今日はよろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくお願いします。」

「では、さっそく始めましょうか。」

試合が始まった。今日の試合、僕はスタメンだ。試合は一進一退しつつ順調に進んだ。相手チームは僕たちと同じぐらいの実力だ。だから、試合は0-0のまま進んでいった。

ところが前半30分ごろ、アクシデントが起こってしまった。僕がボールを持っていたんだけど、相手選手が挑発してきたんだ。

「お前、下手くそだな。そんなんでスタメンなの?」

僕はむっとしたが無視した。しかし相手は執拗に挑発してくる。

「お前のチームって、お前の姉ちゃんが監督なんだろ?だからえこひいきでスタメンにしてもらったんだろ?お前の姉ちゃんブラコンっぽいし。」

これを聞いた瞬間僕はブチ切れてしまい、相手の腹に持っていたボールを思いっきり蹴りこんでしまった。僕は実力でスタメンになったんだし、何よりも大好きなお姉ちゃんを侮辱されたのが許せなかったんだ。

その瞬間ホイッスルが鳴った。主審が近づいてきて状況を確認し、僕にレッドカードを提示した。あんなラフプレイしたんだから当然だ。

ベンチに戻ったらお姉ちゃんがすごい形相で僕をにらみつけてきてこう言った。

「あんた、あとでわかってるでしょうね?」

「はい…」

帰ったらお尻ペンペン100回確定である。その後、10人になってしまったこともあり試合は終始相手のペースで進み、結局0-3で負けてしまった。

「なあ、キョウスケ…」

「大丈夫だよ、うん。」

試合終了後、ハルヤが心配そうに話しかけてきた。学校に帰ったら僕がお尻ペンペンされるのは明らかだった。僕は大丈夫だと言ったけど、内心怖くて仕方なかった。

お姉ちゃんが相手チームの監督と話していた。

「今日は本当にすみませんでした。あの子、うちの弟なんですけど後で厳しく叱っておきますので…」

「いえいえ、あの件はこちら側にも非があったようですし、あまり厳しく𠮟らないであげてください。」

話を聞く限り、今日のお仕置きは厳しくなりそうだ。

学校に戻ってきて、僕たちはグラウンドのゴール前に集合した。

「今日の試合は散々だったわね。さあキョウスケ、こっちに来なさい。」

「はい…」

僕はジャージのズボンとパンツを脱いでお姉ちゃんのところに行った。サッカー部では、お尻ペンペンのお仕置きを受けるときは自分でズボンとパンツを脱がないといけない。それができなかったらお尻ペンペン2倍だ。

「キョウスケ!!今日の試合であんな危険なラフプレイをするなんて悪い子ね!!お尻ペンペン100回のお仕置きよ!!」

「お姉ちゃん…いや、監督…ごめんなさい…もうあんなことしないから、お尻ペンペンは勘弁して…」

お姉ちゃんと言った後、慌てて監督と言い直した。部活中はお姉ちゃんのことは監督と言わないといけないんだ。

「何言ってるのよ!!ウチの部では悪いことや危ないことしたらみんなの前でお尻ペンペン100回ってルールでしょ!!弟だからって容赦しないわよ!!」

「はい…」

弟だからって容赦しない、というのは本当だ。というより、弟だからこそ他の部員より厳しくお尻ペンペンされている気がする。

そしてお尻ペンペンのお仕置きが始まった。

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

「痛い!!痛いよお!!ごめんなさい監督!!もうあんなことしないから許してください!!」

お姉ちゃんが僕のお尻をどんどん叩いていく。叩かれたお尻がとても痛い。僕はすぐに泣き出してしまった。

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

「ダメよ!!まだ許しません!!あんたみたいな悪い子はきっちりお尻100叩きよ!!」

やっぱり100回叩かれるまで許してくれないみたいだ。

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

「そんなあ!!本当にもうラフプレイなんてしないから!!お尻100叩きなんて耐えられないよお!!」

僕は泣きながら懇願した。お尻がもう我慢できないぐらい痛い。しかし無駄だった。

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

「ラフプレイなんてする方が悪いのよ!!ほら、歯をくいしばって耐えなさい!!」

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!

お尻ペンペン100回のお仕置きが終わった。僕のお尻は真っ赤に腫れ上がっていてとても痛くてヒリヒリした。他の部員はうつむいていた。

「やっと終わった…すごく痛かった…」

「これに懲りたらもうあんなプレイしたらダメよ、わかった?」

「はい…もうラフプレイなんてしません…お尻痛いし、こんなお尻みんなに見られて恥ずかしいしもう懲り懲りです…」

僕は何とか立ち上がってズボンとパンツをはいた。そして部員たちの列に並んだ。

「今日の試合ではあんなひどいプレイがあったけど、もし今度また同じようなことしたら、またお尻ペンペンだからね!!他の子たちも心するように!では、解散!」

「大丈夫か?」

ハルヤが話しかけてきた。

「ああ・・・うん、大丈夫。」

本当は全然大丈夫じゃないけど、強がって大丈夫と言ってしまった。

「その…俺も昨日お尻ペンペンされたわけだし…お互い大変だなって。じゃあな、また明日。」

「うん、また明日。」

ヒリヒリするお尻をさすりながら家に帰ろうとしたら、お姉ちゃんが話しかけてきた。

「お疲れ、キョウスケ。」

「お疲れ、お姉ちゃん…」

「あんた、あのラフプレイは結局何だったのよ?普段はあんなことしないじゃない。どうしたのよ?」

相手の挑発のこと、相手がお姉ちゃんを侮辱したこと、それが許せなくてあんなことをしてしまったと僕は正直に話した。

「そんなことがあったの…それは許せないわね。でもね、だからと言って相手にボールを蹴りこむなんてマネしちゃダメなのはわかるわよね?」

「うん…」

「ならよろしい。じゃ、コンビ二寄って帰ろうか。お菓子買ってあげる。」

「いいの?今日の僕はあんな悪いことしたのに…」

「それはお尻ペンペンで罪を償ったでしょ。だからいいのよ。何でも好きなもの買ってあげる。」

「本当!?やったあ!」

お姉ちゃんは本当に厳しいけど、本当にやさしい。僕はこんなお姉ちゃんが大好きだ。