小説

テストF評価のお仕置き

←戻る

5月20日夜

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

「ご、ごめんなさいママ!!もう許してよ!!」

「ダメよ!!まだお仕置きは終わってません!!」

ジョンは母親にお尻を叩かれていた。なぜなら、ジョンがこの前の数学のテストでD評価を取ってしまったからだ。ジョンの母親は息子の教育に厳しい。ジョンが悪さをしたり、テストで悪い評価を取ったりすると容赦なくお尻ペンペンのお仕置きを執行する。特に学校の成績に関しては厳しく、テストではB評価以上を取らないとお尻ペンペンの刑となる。叩く回数はまちまちで10回程度で済む場合もあれば、100回を超える厳しいお仕置きとなることもある。最近ジョンはテストで悪い評価を取ることが多く、今日はお尻ペンペン30回の刑に処されていた。

「ジョン、最近あんた怠け過ぎじゃない?いくらお尻叩いても、そのたびに今度こそちゃんと勉強していい評価取るって約束するけど、毎回ひどい成績じゃない。テストで悪い評価取ったときはいつもならお尻ペンぺン10回か20回だけど、最近悪い評価取ることが続いてたから、次悪い評価取ったら30回お尻叩くって警告したわよね?そのとき今度こそちゃんと勉強するって言ってたけど、結局D評価なんて取って30回お尻叩かれる羽目になってるじゃない。これは今度からもっと厳しくお仕置きする必要がありそうね。」

「も、もっと厳しくお仕置き…?」

ジョンは恐る恐る聞いた。

「いい、ジョン?もし今学期中テストでB未満の評価を取ったらお尻ペンペン100回の刑に処します。それが嫌なら今度こそちゃんと勉強していい評価を取ること。いいわね?」

「お、お尻ペンペン100回!?じょ、冗談じゃないよ!!わかったよママ!!今度こそしっかり勉強していい評価取るから!!」

ジョンは今度こそちゃんと勉強しようと誓った。ジョンの母親は腕力が強く、お尻ペンペンもとても痛い。以前悪さしたときにお尻ペンペン100回の刑に処されたことがあったが、その時の苦痛は半端ではなく、そのことをジョンはよく覚えていた。

「次のテストは確か1週間後に歴史のテストだったわね。もしそこでB未満の評価取ったら本当にお尻100回叩きますからね!!いいわね!!」

「わかったよ!!今度こそB評価以上とるよ!!」

「その言葉、絶対忘れるんじゃないわよ!!」

5月21日朝

ジョンは学校に登校した。昨日叩かれたお尻がヒリヒリと痛む。自分の席に座るとき、お尻にズキッと痛みが走る。

親友のマイケルが話しかけてきた。

「おいジョン、お前昨日またママにお尻叩かれてただろ?」

「何で知ってるんだよ、マイケル…」

「昨日用事があってたまたまお前の家の前を通ったんだよ。そしたら何かを叩くような音とジョンの泣き声が聞こえてきてさ。ああ、またジョンがお尻叩かれてるって思ってさ。で、なんでお尻叩かれたんだよ?ああ、そういえばジョンの家ってテストBより悪いとお尻ペンペンだっけ?確かこの前の数学のテストDだったよな?それでか。厳しいよなあ。家なんかFとってもちょっとお小言言われるぐらいだぜ?」

「Fでちょっとお小言って…いいなあ…僕なんてFなんて取ったらどんな目に遭うか…」

ジョンはマイケルのことがとてもうらやましかった。マイケルの家は両親ともにとてもやさしく、息子に体罰を加えることは一切ない。

「僕もマイケルの家に生まれたかったよ…」

「まあ、確かにうちは叩かれることはないけど、その代わり外出禁止1か月とか今月のお小遣い没収とか漫画・ゲーム禁止1か月とかそういうお仕置きされるぜ?叩かれるのは大変だと思うけど、それもせいぜい5分くらいだろ?楽しみを1か月奪われるよりましだと思うけどなあ…」

ジョンはマイケルのことはとても好きだが、この手の発言だけはいつも許せなかった。せいぜい5分くらい?冗談じゃない。その5分がどれだけ辛いかいつか分からせてやりたいと思っていた。

「ところでさ?この前モールに新しいゲームセンター出来たじゃん?あそこかなりすごいってトムが言っててさ、きょう午前中で学校終わりだし3人で行こうよ?」

「え、ゲームセンター?行きたいけど…」

ジョンはどうしようか迷った。ジョンは大のゲーム好きだ。普段はマイケルをはじめとした友達とよくゲームをして遊んでいる。ゲームセンターも大好きだ。新しいゲームセンターができたとなって、しかもかなりすごいと聞いたら行かずにはいられない。

「うーん、行きたいけど来週歴史のテストじゃん?実は今学期は今後テストでB取れなかったらお尻ペンペン100回の刑だって言われてて…」

「それはヤバいな…ま、大丈夫だろ?お前まじめに勉強すればAとかBとか普通にとれるし、最近調子悪そうだけれど、それたぶん俺が遊びに誘い過ぎたからだと思うんだよ。だからこれからは少し控えめにするからさ?それにテストまであと6日あるだろ?今日ぐらい大丈夫だって。頼むよ。」

「わかったよ。今日だけは付き合うよ…」

ジョンは人の誘いや頼みを断るのが少し苦手だった。最近僕がしょっちゅう成績不良でお尻ペンペンされるのはお前のせいじゃないか、と突っ込みたいのをぐっとこらえて、ジョンはマイケルの誘いに付き合うことにした。

5月21日昼過ぎ

帰宅したジョンは財布をショルダーバッグに入れて家を出ようとした。そこで母親に呼び止められた。

「どこに行くのジョン?」

「えっと…マイケルとトムと一緒にモールに新しくできたゲームセンターに…」

嘘をついてバレると即お尻ペンペン100回の刑なので正直に答えた。ちなみにジョンは嘘をつくのは苦手ですぐバレる。

「何ですって?ジョン、あんた昨日お尻ペンペンの後、今度こそちゃんと勉強していい評価取るって約束したばかりじゃない?」

「きょ、今日だけだよママ!明日からはちゃんと勉強するからさ、お願い!行かせて!マイケルも今後は遊びに誘う回数を減らしてくれるって言ってくれてるし…」

「ふーん…まあ、いいわよ。ただし今度悪い評価取ったらお尻ペンペン100回、忘れるんじゃないわよ?」

「わ、わかってるよ、ママ…」

何とか母親の許しを得たジョンは、マイケルとトムとの待ち合わせ場所に行き、3人でモールに向かった。そして、お目当てのゲームセンターへ入る。

「うわあ、すごいなあ。いろいろあるなあ。あ!あれって!!」

ジョンは興奮気味にトムに聞いた。

「そう、スペースウォーズの最新作!!宇宙騎士になって悪の銀河王国の暗黒騎士と戦う超人気シリーズの最新作!!この辺りではここが一番早く入れたんだよ!!」

「あ、あれは!!」

さらにトムに聞いた。

「ああ、キラーマシーン2運命の日だな。映画のストーリーを楽しみながら敵と戦えるんだけど、1で敵だったサイボーグが2で味方になって帰ってきて最後は…あれは感動的だった。」

トムが熱く語る。トムもジョンに負けないぐらいのゲーム好きで人気ゲームは一通りプレイしている。

「ほえ~ほんとにすごいじゃん。最新の人気ゲームがこんなに…」

マイケルも驚いていた。

「ねえ!スペースウォーズやろうよ!!あれやりたかったんだよ!!」

ジョンは目を輝かせながら2人を誘った。

「いいぜ、ジョン。負けないからな!!」

その日1日3人はゲームに熱中した。ゲームセンターにあるゲームをほぼ遊びつくしたころようやく帰路につき、外はすっかり暗くなっていた。

「結構遅くなっちまったな…こりゃ晩飯抜きかもな…」

トムが言った。トムの家では、悪いことをすると食事を1回抜かれるのだ。

「確かに真っ暗だ。こりゃだいぶ言われるな。」

これはマイケルだ。おそらく長時間のお説教が待っているのだろう。

「…」

ジョンは無言だった。自分の運命がわかっていたからだ。

「す、すまんジョン!!こんなに遅くなっちまって!!お前の家って確か…」

トムが青ざめた。ジョンの母親の厳しいお仕置きについて思い出したのだ。

「お、俺も!!悪かったジョン!!こんなに遅くまで付き合わせるつもりはなかったんだ!!何なら代わりに俺がお尻叩かれてやろうか?」

マイケルが言った。

「いやいいよ…お尻ペンペン慣れてるし…マイケルに痛い思いさせたくないし…それにお仕置きの身代わりなんて絶対認められないから…」

ジョンは半泣きで言った。帰ったら確実にお尻ペンペン、おそらく50回ぐらいだろう。

「ほんとにごめん…」

「この埋め合わせは必ずするから…」

30分後、ジョンは帰宅した。案の定玄関には激怒した母親がおり、その場でズボンとパンツを下ろされ予想通りお尻を50回叩かれたのであった。

5月22日朝

今日もジョンは学校に登校した。2日連続でのお尻ペンペンでお尻がかなり痛む。椅子に座るのが辛い。

「おはようジョン。昨日は悪かったな。」

「僕も、本当に悪かったよ。あとでなんかおごるからさ。」

マイケルとトムが話しかけてきた。

「ねえ、マイケル、トム?」

「何だよジョン?」

「今日もモールのゲームセンターに行かない?」

マイケルとトムは仰天した。昨日さんざん痛い目に遭ったはずのジョンからこのような言葉が飛び出したのだから無理はない。

「お、お前本気か?」

「またお尻叩かれるぞ?」

「そりゃお尻ペンペンされて痛い思いしたけど…ぶっちゃけあのゲームセンター気に入っちゃったんだよね。だからその…リスクを冒してでも行きたいというか…」

ジョンはすっかりあのゲームセンターの虜になっていた。

「やめとけってジョン!お前今度の歴史のテストでB以上取れなかったらお尻ペンペン100回の刑なんだろ?マジでやめた方がいいって!」

マイケルは必死にジョンを説得しようとした。

「お、お尻ペンペン100回の刑!?マジかよ!?ジョン、今はほんとにまじめに勉強した方がいいよ!!」

トムも必死にジョンを説得した。

「いや、今日も僕はゲームセンターに行くよ。スペースウォーズにキラーマシーン2に…あそこは天国だ。」

2人の説得もむなしくジョンは放課後再びゲームセンターに行ってしまった。ジョンは母親との約束のことなどすっかり忘れ、それから毎日勉強するふりをしてこっそり部屋から抜け出しゲームセンターに入り浸っていた。

5月27日朝

「えー、それではこれから歴史のテストを始めます。」

先生が言った。

「や、ヤバい…」

テストが始まり、問題用紙を見てジョンは青ざめた。全くわからない。この1週間毎日ゲームセンターで遊び惚けていて、全く勉強していなかったからだ。

テスト終了の時間になった。ジョンの答案用紙はほぼ白紙だった。

5月30日朝

「それでは、この前の歴史のテストを返します。」

ジョンは答案用紙を受け取った。書かれていた評価は最低評価のF。目の前が真っ暗になった。

「ど、どうしよう…」

ジョンは泣き出した。

「おいジョン、どうしたんだよ?」

マイケルとトムが話しかけてきた。

「何で泣いてるんだ…って、お、お前!!」

トムがふとジョンの答案用紙を見てしまった。そしてそこに書かれているFの文字に呆然とした。

「はあ!?F!?お前何やってんだよ!!B以上とらないとお尻100回叩かれるんだろ!?お、お前まさか全く勉強しないでゲームセンターに行ったりしてたのか!?」

「う…うん…」

ジョンは泣きながら言った。

「な、なんてことだ…こんなことならお前をゲームセンターなんかに誘うんじゃなかったな…」

マイケルが呆れながらそう言った。

「2人とも、ど、どうしよう…」

ジョンはもう大泣きだ。

「どうしようって…どうしようもないよ…」

「これはもう覚悟決めるしかないな…」

2人にはどうすることもできなかった。

5月30日夕方

「ただいま、ママ…」

「おかえり、ジョン。どうしたの?元気ないわね?」

「ママ…あの…この前の歴史のテストなんだけど…」

ジョンは母親にF評価の歴史のテストを見せた。ジョンの家では自ら進んで悪事を告白したり、悪い評価のテストを見せればお尻ペンペンの回数が少なめになる可能性があるのだ。だが、ジョンの目論見は見事に外れた。

「何よこれ!?F!?ジョン!!あんたこっちに来なさい!!」

母親はジョンの頬をつねりながらリビングにジョンを連行した。そしてソファに座るとジョンを膝の上に乗せズボンとパンツを下ろし、お尻を丸出しにした。

「あんたって子は、今度こそテストでいい評価取るって約束したのに、結局遊んでばかりだったでしょ!?毎日勉強するふりしてこっそり部屋から抜け出してたの知ってるんですからね!!」

「なんてことだ…バレてたのか…」

ジョンはうなだれた。

「で、今度悪い評価取ったらお尻ペンペン100回だって言ってあったのに最低のF評価だなんて…もっと厳しいお仕置きが必要みたいね!!お尻ペンペン200回に変更よ!!」

「お、お尻ペンペン200回!?そ、そんなの無理だよ!!耐えられないよ!! ごめんなさい、ママ!!今度こそちゃんと勉強するから100回で勘弁してよ!!」

ジョンは必死で謝った。100回でもトラウマ級の痛みなのに200回など耐えられるはずがない。

「今度こそちゃんと勉強するって、それこの前も聞いたわよ!!でも、ちっとも勉強しなかったじゃない!!それでF評価でしょ!?全く信用できないわね!!」

「うぅ…それは…」

何も言い訳できない。

「それじゃ、さっそく始めるわよ!!今日という今日は許さないわよ!!本気で200回叩きますからね!!覚悟しなさい!!」

「そんなあ…わかりましたママ、覚悟できてます…」

ジョンは腹をくくった。

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

「痛い!!痛いよお!!ごめんなさいママ!!もうFなんて絶対取らないから!!もう許してよお!!」

ジョンは必死で謝った。いつもよりお尻ペンペンの威力が高い気がする。どうやら本気で200回叩くというのは噓ではないようだ。

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

「ダメよ!!まだ許しません!!あんた、いつもお尻ペンペンした後、次はちゃんと勉強するって約束するけど守ったことないじゃない!!だから次悪い評価取ったらお尻ペンペン100回だって言ったのに、それで今までにない最低のFでしょ!?それでもうFなんて絶対取らないって言われても信用できません!!」

全くの正論だ。反論できない。

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

ジョンのお尻がどんどん赤くなっていく。

「今度こそ!!今度こそ約束守るから!!だからもう許してよお!!お尻ペンペン200回なんて無理だよお!!」

「いいえ、今日は厳しくいくわよ!!きっちり200回叩きますからね!!覚悟しなさい!!」

「そんなあ!!うわああああん!!」

ジョンは大泣きしていた。お尻は完全に真っ赤に腫れあがっている。

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

バシッ!! ビシッ!! バシッ!! ビシッ!! バシッ!!

「190回叩いたわね。それじゃラスト10回本気で行くわよ!!歯を食いしばりなさい!!」

「そ、そんな、今までのは本気じゃなかったの!?」

目の前が真っ暗になったような気分だった。今までのも恐ろしく痛かった。それが本気じゃないなんて…

バシイィィィィィィン!!

今までのよりもはるかに強烈な1発がジョンのお尻に打ち込まれた。

「ぎゃあああああああああ!!」

ビシイィィィィィィン!!

「痛いよおおおおおおおお!!」

ジョンは絶叫した。

バシイィィィィィィン!!

「ごめんなさあああああいいいいいい!!」

ビシイィィィィィィン!!

「もう無理!!ほんとに無理だよおおおおおお!!」

バシイィィィィィィン!!

「うわああああああああん!!」

ビシイィィィィィィン!!

「ひいいいいいいいいいい!!」

バシイィィィィィィン!!

「ごめんなさい!!ごめんなさああああああい!!」

ビシイィィィィィィン!!

「もう許してよおおおおおお!!」

バシイィィィィィィン!!

「もう勘弁してよおおおおおおおお!!」

「最後の1発!!」

バチイイイィィィィィィィィィィィン!!!

「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」

ラストの200発目は特に強烈だった。ジョンは思いっきり泣き叫んでしまった。どうやらこれが母親の全力のようだ。

「やっと終わった…お尻ペンペン200回キツすぎ…特に最後の10発はほんとにキツかった…」

ようやく厳しいお仕置きが終わり、ジョンはホッとした。

「全く…これに懲りたら今度こそいい評価取るのよ?もしまたFなんて取ったら…」

「も、もうFなんて絶対取らないよ!!お尻ペンペン200回なんてもうこりごりだよ!!」

「よろしい。ところで、今日はFなんてどうしようもない評価のテストを自分からママに見せて、自分からお仕置きを受けに来たわね。それじゃおやつにしましょうか。お尻ペンペン200回しっかり耐えたご褒美にあんたの大好きなパンケーキ焼いてあげる。」

「パンケーキ!!やったあ!!僕ママのパンケーキ大好き!!」

ジョンの家では自ら進んでお仕置きを受けた場合減刑の可能性もあるが、それ以外にもお仕置きが終わったらパンケーキを焼いてもらえるのだ。ジョンの母親の焼くパンケーキは近所でも特に美味しいと評判だ。ジョンはこのパンケーキが大好物だった。お尻は惨めな程に赤く腫れあがっているが、パンケーキを焼いてもらえるとなり、すっかり泣き止んでいた。

5月31日朝

「行ってきます、ママ。」

「行ってらっしゃい。」

昨日200回叩かれたお尻がとても痛い。スクールバスの揺れがとても辛い。途中バスが停まり、マイケルとトムが乗ってきた。

「おはようジョン。」

「おはようマイケル、トム。」

マイケルとトムがスクールバスの椅子に座る。その時2人とも痛そうな表情をした。そして、バスが走り出した後も揺れるたびに痛そうな表情をする。

「2人ともどうしたの?なんだか痛そうだけど…」

ジョンは2人に聞いてみた。

「実はさ…昨日ママにお尻叩かれたんだよ。100回。」

マイケルが答えた。

「えぇ!?」

ジョンは驚いて思わず叫んでしまった。マイケルの親はとても温厚で息子のお尻を叩くなどまず考えられないからだ。

「僕も。お尻ペンペン100回。生まれて初めてされたよ。」

トムが言った。ジョンはこれにも驚いた。トムの親も息子のお尻を叩くような人じゃない。

「2人とも何で!?」

「あの後2人で話し合ってさ…僕たちがゲームセンターに誘ったせいでジョンがお尻叩かれて痛い目に遭ってるのに、僕たちだけ厳しい罰を受けないのがなんか歯がゆくて…自分のこと許せなくて…それで親に頼んでお尻100回叩いてもらおうってなってさ。それで昨日親に言ったんだよ。まあ、めっちゃ驚かれたけどね。」

「俺も親に言った時めっちゃびっくりされたなあ。でも最後には俺たちの気持ちわかってくれて、お尻ペンペン100回されたってわけ。実際めちゃくちゃ痛かったよ。お尻ペンペンがあんなに厳しい罰だなんて知らなかったよ。それなのにゲームセンターに誘った時に「叩かれるのは大変だと思うけど、それもせいぜい5分くらいだろ?楽しみを1か月奪われるよりましだと思うけどなあ…」なんて言ってほんとにごめん…。俺、ほんとにバカだったよ…。その分のお尻ペンペンも受けたいぐらいだよ…」

ジョンはマイケルがこう言ってくれてちょっとうれしかった。今までジョンはマイケルのお尻ペンペンのお仕置きを甘く見ている節にイラつくことがたびたびあったが、お尻ペンペンの厳しさを身をもって痛感して反省してくれたからだ。

この後、実は昨日のお尻ペンペンは100回から200回に変更されてしまったことを2人に告げた。

「ええっ!200回叩かれた!?そ、そんな…」

「あれを200回とかマジでジョンのママ厳しいな…これは俺たちもあと100回お尻叩かれないと…」

「そ、そんなこと考えなくていいよ!!それに勉強しないでゲームセンターに入り浸ってた自分が一番悪いんだし、2人がそんなに気に病まなくていいよ!」

「そうか…そう言ってくれてうれしいよ。」

その時、スクールバスが大きく揺れた。3人のお尻に衝撃が加わり、痛みに思わず表情をゆがめた。

「いって~、今のは痛かったな…」

「ジョン、お前しょっちゅうこんな思いしてたんだな…大変だな…」

「あはは、まあね。でも、もう慣れてるから大丈夫。」

「いや、慣れちゃダメだろ…」

3人はお尻をさすりながら学校に向かったのだった。