「よっしゃー!今日も全弾命中!!」
ヨウタは12歳の小学6年生の男の子。エアガンで遊ぶのが何よりも大好きだ。今日も公園で空き缶を並べて射的を楽しんでいた。10歳の誕生日に初めてエアガンを買ってもらって、ほぼ毎日エアガンで遊んでいる。射撃の腕前はなかなかのもので、消しゴムのような小さい的でも狙って当てることができる。家にはお小遣いを貯めて買った何丁ものエアガンがあり、中には電池で動くマシンガンタイプのものもあった。
「やっぱりヨウタはすげえな。次俺に撃たせてよ。」
「いいよ。」
今日は友達のショウヘイと一緒だ。ショウヘイも大のエアガン好きだが、親が厳しくてエアガンを持つことは禁止されていた。そのため、いつもヨウタにエアガンを撃たせてもらっていた。
「いいなあヨウタは。俺も自分のエアガンほしいなあ・・・」
「ショウヘイの親厳しいもんね。それにショウヘイの家って悪いことしたら確か…」
「ああ、お尻ペンペン100回だよ。だからエアガンなんて買ったのバレたらお尻ペンペン100回のお仕置き確定。それさえなければこっそり買っちゃうんだけどなあ…」
ショウヘイの親はとても厳しい。ショウヘイは悪いことをしたり、家のルールを破ると親に問答無用でお尻を100回叩かれる。だからショウヘイはエアガンを買えずにいた。
それに対してヨウタの親はヨウタのことをだいぶ甘やかしていた。ヨウタはお尻ペンペンなんてされたことは無かった。
「俺もヨウタの家に生まれたかったな。エアガンOKだし、お尻ペンペンされないし。」
「やっぱりお尻ペンペンって痛いの?」
「めちゃくちゃ痛いよ!!あれはまるで地獄のような苦しみだよ…」
「ふーん。大変だね。」
ヨウタはショウヘイからたびたびお尻ペンペンの辛さを聞かされていたが、自身はお尻ペンペンをされたことがないので、あまり実感がわいていなかった。
翌日、2人はまた公園で空き缶を的にしてエアガンで遊んでいた。今日は電動のマシンガンタイプのエアガンを持ち出してきていた。
「やっぱすげえなこれ。1秒間に15発だっけ?」
「うん。」
ショウヘイはヨウタの電動エアガンに感動していた。この電動エアガンはヨウタの宝物だ。お年玉で買った1万円近くする小学生にはかなり高価な代物だ。
「俺もこんなの欲しいなあ…でも買ったらお尻ペンペンだし…100回で済むかも分からないし…」
「僕たち友達じゃないか。いつでも撃たせてあげるよ。」
「へへ、ありがとな。」
その時、2人の近くを猫が通りかかった。
「なあ、ヨウタ…」
「ああ…」
2人の脳裏には悪い考えが浮かんだ。2人はあまり猫が好きではない。以前、ヨウタはウサギを飼っていて、ショウヘイと一緒にかわいがっていたのだが、ウサギをケージから出してほんの少し目を離した隙に野良猫に襲われてしまったことがあったのだ。それ以来2人は猫を嫌っていた。
「なあ、あのネコ撃ってみようぜ…」
「いいねえ…」
ヨウタは持っていた電動エアガンで猫を撃ち始めた。猫が痛みのあまり叫び声をあげる。
「次俺に撃たせてくれよ。」
今度はショウヘイが猫を撃ち始めた。1秒間に15発もの弾丸を撃ち込まれ、猫はもがき苦しんでいた。
「ハハッ、あの時のウサギの恨みだ!!」
「もっと撃っちゃえ!!」
2人は代わる代わる猫を撃ち続けた。その時女性の怒鳴り声が聞こえてきた。
「何やってるのあんたたち!!」
ショウヘイの母親だった。
「ゲッ、母ちゃん!!」
ショウヘイの母親がこっちに向かってきた。そしてその場でショウヘイのズボンとパンツを下ろし、お尻ペンペンのお仕置きを始めた。
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
「うわああああん!!痛いよ母ちゃん!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
ショウヘイは泣きながら謝った。みるみるうちにショウヘイのお尻が赤くなっていく。そんなショウヘイの姿を見てヨウタは固まってしまっていた。
ショウヘイはお尻を100回叩かれた。お尻は真っ赤に腫れ上がり、泣きじゃくっていた。
「まったくあんたがここまで悪い子だとは思わなかったわ!!家に帰ったらさらにお尻ペンペン100回だからね!!」
「そ、そんなあ…」
ショウヘイは真っ赤なお尻をさらけ出した状態のまま引きずられるように家に連れ帰られていった。ヨウタは目の前の出来事に呆然としていたが、しばらくして自分も帰宅することにした。
家に帰ると、母親がものすごい形相で立っていた。
「あんた、今日公園で何してたの?」
「ええと…」
「さっきショウヘイ君のお母さんから電話があったわよ!!エアガンでネコを撃ったんですって?」
「はい、ママ…」
そう答えると、ヨウタは母親に腕を引っ張られて寝室へ連れていかれた。そしてズボンとパンツを下ろされ膝の上に乗せられた。
ヨウタは呆然とした。今先ほどのショウヘイと同じようにお尻を丸出しにされて母親の膝の上にのせられている。生まれて初めてお尻ペンペンされる、ヨウタはそう悟った。
「あんたがこんな悪い子だとは思わなかったわ!!エアガンでネコを撃つなんて…今まで甘やかしすぎたみたいね!!今日はお尻ペンペン100回のお仕置きよ!!」
母親はヨウタにそう告げた。
「ママごめんなさい…もうあんなことしません…ねえママ、お尻ペンペンって痛いの?」
ヨウタにはお尻ペンペンがどれほど恐ろしいものかよくわからなかった。なので今日のことを謝りつつ母親に聞いてみた。
「そうね、とっても痛いわよ!!でもあんたもネコを痛い目に遭わせたんだからね!!同じ目に遭わせます!!」
「やっぱり痛いんだ…どのくらい痛いんだろう…怖いよお…」
公園でお尻を叩かれていたショウヘイはとてもつらそうだった。そう思うととても怖くなってきた。
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
お尻ペンペンのお仕置きが始まった。あまりの痛みにヨウタは泣き喚いた。お尻ペンペンのお仕置きがこんなに痛いものだとは思っていなかった。
「痛い!!本当に痛い!!ママごめんなさい!!もうエアガンで動物を撃ったりしないから許して!!もうお尻叩かないで!!」
ヨウタは必死に謝った。だが無駄な抵抗だった。
「何言ってるの!!まだ始まったばかりでしょ!!まだまだたっぷりお尻ペンペンしますからね!!あのネコも同じように痛い思いしたのよ!!あんたもたっぷり痛い思いしてしっかり反省しなさい!!」
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
ヨウタはお尻を叩かれ続けた。お尻がどんどん赤く腫れあがっていく。
「本当にもうしないから!!お尻ペンペン痛すぎるよお!!だからもう許して!!お願い!!」
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
「ダメよ!!まだまだお尻叩きます!!きっちり100叩きだからね!!」
「そんなあ!!」
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
バシッ!!ビシッ!!バシッ!!ビシッ!!バシッ!!
お尻100叩きのお仕置きがようやく終わった。ヨウタのお尻は真っ赤に腫れ上がっていた。人生初の辛いお仕置きを受け、ヨウタは泣きじゃくっていた。
「うぅ…やっと終わった…お尻ペンペンめちゃくちゃ痛かった…もう懲り懲りだよお…」
「どうやらしっかり反省したみたいね。もう二度とエアガンで動物を撃つなんてことしちゃダメよ!!それとエアガンは全部没収です!!今後1年間エアガンで遊ぶのは禁止です!!いいわね!!」
「エアガン全部没収…そんなあ…お尻ペンペンも痛かったけど、1年間エアガン取り上げられるのは最悪だ…」
お尻ペンペンもきつかったが、エアガン没収の方がヨウタにとっては辛かった。これから1年の間エアガンで遊ぶことができない。それはヨウタにとってお尻ペンペンよりも辛い最も厳しいお仕置きであった。
翌日学校でショウヘイと話した。2人は同じクラスだ。
「おはよう、ショウヘイ。」
「おはよう、ヨウタ。」
「昨日家に帰ってからどうだった?」
「さんざんだったよ…家に帰った後本当にもう1回お尻100叩きされて、父ちゃんが帰ってきたらまたお尻100叩きされて…結局合計300回もお尻ペンペンされて…昨日は悪夢のような日だったよ…」
「実は昨日は僕も100回お尻ペンペンされたんだ…お尻ペンペンがあんなに痛いなんて思わなかったよ…今もお尻ヒリヒリしてるし…それに1年間エアガン没収になっちゃって…捨てられはしなかったけど、物置に鍵かけて入れられちゃって…当分エアガン撃てないんだ…」
「そんな…こんなことになるならネコを撃ったりするんじゃなかったな…」
「ああ、本当にね…」
2人はとても後悔していた。さんざんお尻を叩かれたうえしばらく大好きなエアガンで遊ぶことができなくなってしまった。そしてヨウタにとってさらに辛かったのは、ヨウタの家の教育方針が変わり、ショウヘイの家同様、ヨウタが悪いことをしたらお尻ペンペン100回のお仕置きをされることになってしまったのだ。今までヨウタは甘やかされていたこともあり、結構いたずら者だった。それ以来、ヨウタは頻繁にお尻ペンペンされている。そのたびにあの日ネコを撃ったことを泣きながら後悔するのだった。